カフェ・ラッテ:コーヒーの風味とクリーミーな牛乳の味わいがマッチ

「カフェ・ラッテ」は、イタリア発祥のエスプレッソと牛乳を混ぜた飲み物です。イタリアでは、コーヒーと牛乳を混ぜたもの全てをカフェ・ラッテと呼びますが、一般的にはエスプレッソとスチームミルクを混ぜたものが一般的です。一方、フランスでは、エスプレッソでもドリップコーヒーでも「カフェ」と呼ばれます。そのため、混乱が生じることもあります。

日本では、森永乳業が1991年に「カフェラッテ」を商標登録して以来、アメリカ式のカフェバーが浸透するまで一般的ではありませんでした。日本では、エスプレッソを使用するものをカフェ・ラッテ、ドリップコーヒーを使用するものをカフェ・オ・レと呼び分ける意見もありますが、厳密には淹れ方によって呼び方が決まるわけではありません。

また、ドリップ式コーヒーを使用したカフェラテを販売する業者も存在しますが、イタリアやフランスにおける用法から見れば、これは正式なカフェ・ラッテとは言えません。また、セブン-イレブンで販売されているカフェラテも同様に、ドリップ式コーヒーを使用しているため正式なカフェ・ラッテとは呼べないとの指摘があります。

結局のところ、カフェ・ラッテという名前の定義は曖昧であり、淹れ方や使用するコーヒーの種類によって異なるものとなります。しかしながら、日本においてはアメリカ式のカフェバーが浸透したことにより、「カフェラテ」という名前が一般的となりました。

カフェ・ラッテは、甘くまろやかな味わいが特徴で、コーヒー初心者からコーヒー通まで幅広い層から愛されています。ぜひ一度お試しください。